事前の対策で緊急事態に備えよう!災害に強い家を作るには?
公開日:2025/01/16

災害に強い家

日本の家づくりにおいて、災害に強い家であることは不可欠です。しかし、そもそも災害に強い家とはどんな家なのでしょうか?今回の記事では、災害に強い家とは何か詳しく解説します。設備や住まい以外で対策しておきたいことなど、災害にどのように備えるべきかについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

そもそも災害に強い家って何?

災害に強い家とは災害が発生したときに家屋が倒壊したり、命に関わる事態を防いだりするための対策が施されている家を指します。このような家づくりは、住む人の安全と安心を守るために非常に重要です。以下に、災害に強い家を実現するための重要なポイントを紹介します。

土地

災害リスクを減らすためには、安全な土地を選ぶことが大切です。都道府県や市区町村が提供しているハザードマップを利用し、浸水や土砂災害、地震の揺れやすさなどを確認しましょう。

また、地盤調査を行うことで、地盤の強さや液状化の可能性を事前に把握できます。もしも調査結果に不安がある場合は、別の土地を検討することも選択肢のひとつです。

構造

柱や壁の少ない住宅は、地震に弱くなる可能性があります。地震による建物の倒壊を防ぐためにも、耐震性能を示す耐震等級に注目しましょう。耐震等級は1〜3まであり、数字が大きいほど耐震性が高いことを意味します。

また、建物の形状はシンプルなほうが揺れを分散しやすく、地震に強いです。大きな吹き抜けやオーバーハング構造などは避け、シンプルな間取りを心掛けましょう。

設備

災害に備え、太陽光発電システムや蓄電池、雨水タンクを設置すると安心です。また、シャッター付きの窓や防災グッズを収納できるスペースの確保も考慮しましょう。

耐久性

耐震性が高くても、雨漏りや結露によって建物が腐食すると、災害に弱くなる可能性があります。外壁や屋根の素材は、耐久性とメンテナンスの容易さを考慮したものを選びましょう。

災害が発生したときに役立つ設備とは

ここからは、災害時に役立つおすすめの設備を紹介します。ぜひ参考にしてください。

災害時にも役立つ省エネ設備

太陽光発電は、自宅の屋根に太陽光パネルを設置し、太陽のエネルギーから電力を生成するシステムです。普段は電気代の節約などの目的で使われますが、停電時には非常用電源として利用できます。

そして、蓄電池も太陽光発電とセットで導入したい設備です。蓄電池は、電力を貯蔵できる装置です。自家発電した電気や電力会社から購入した電気を蓄え、夜間や天候不良の日に活用できます。太陽光発電と併用すれば、発電した電気を無駄なく消費でき、災害時にも電力を確保可能です。

また、災害時には必ず水に関する問題が発生します。エコキュートは、ヒートポンプ技術によって少ない電力で大気の熱を集め、お湯を沸かす給湯器です。通常の電気給湯器に比べて約3分の1の電力で稼働するため、省エネ効果があります。つねにお湯を貯めた状態にしておくことで、災害時には生活用水としても活用可能です。

断水に備えよう

雨水貯留タンクは、雨樋から流れる雨水を貯める設備です。飲料用には適しませんが、トイレの水として使用でき、断水時に役立ちます。普段は洗車や花壇の水やりなどに使用することで、節水効果も期待できます。

二次被害を防ぐ設備を

電動シャッターは、台風や地震による衝撃で窓ガラスが割れるのを防ぎます。窓ガラスの破損による怪我や家の中への雨風の侵入を防ぐために有効です。また、火災の延焼防止にも役立ち、防犯・防音効果も兼ね備えています。

室内には造り付けの家具・収納を設置することで、家具の転倒リスクを減らせます。収納スペースをあらかじめ埋め込みにすることで、日用品や備品を多めにストックすることも可能です。

備品の準備・整理も大切!

パントリーは、キッチン近くに設置する収納スペースです。こちらは、食料品や防災アイテムの備蓄に適しています。整理整頓がしやすく、賞味期限の管理もかんたんです。また、普段からまとめ買いをする人にもおすすめです。

住まい以外でやっておきたい対策は?

災害に備えるには、家を丈夫に建てるだけでは不充分です。実際の災害発生時には、家族の安全や生活の継続を守るための準備も欠かせません。ここでは、自分たちでできる防災対策について具体的に紹介します。

備蓄品を準備する

災害発生時には、ライフラインが停止することが予測されます。そのため、普段から食料や水などの生活必需品を備えておくことが大切です。たとえば、3日〜1週間分の食料(缶詰、レトルト食品、乾麺など)や飲料水を準備しましょう。

トイレットペーパーや歯ブラシ、簡易トイレ、ウェットティッシュなどの日用品も忘れずに備えておくことも必要です。これらをひとつのリュックや大きな袋にまとめて、すぐに持ち出せる場所に保管しておくと便利です。また、定期的に消費期限を確認し、古くなったものは入れ替えるようにしましょう。

家族で災害発生時の対応を決める

事前に家族で対応を話し合っておくことで、緊急事態におちいっても落ち着いた行動が可能になります。家の中で安全な場所を確認しておく、避難場所と避難ルートを確認する、連絡が取れないときの集合場所や連絡方法を決めておくなど、対策を徹底しましょう。

とくに、避難場所は地域によって指定されている場合が多いので、注意が必要です。家族全員でその情報を共有し、実際にシミュレーションしておくことで、災害時にあわてず行動することができます。

保険に加入する

災害による金銭的負担を軽減するためには、適切な保険に加入しておくことが有効です。火災保険や地震保険は、被災後の復旧費用をサポートしてくれます。保険の種類によってカバーされる範囲は異なるため、家庭に適した保険を選びましょう。

とくに火災保険と地震保険は対象となる災害が異なるため、広範囲の災害に備えたいなら両方に加入しておくのがおすすめです。

まとめ

災害はいつ起こるかわからないものです。そんな緊急事態でも安全で快適に過ごせる住まいを実現するには、災害対策をしっかりと行うことが重要です。記事中の対策を行うことで、災害時のリスクを大幅に軽減することができます。普段から防災意識を高め、家族全員で協力しながら準備を進めることが、万が一のときに役立つでしょう。災害に強い家づくりをしたいと考えている人は、ぜひ本記事を参考にしてください。

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