注文住宅のお風呂の後悔しない選び方
公開日:2025/06/15 最終更新日:2025/06/10

お風呂選び

入浴の質は、生活の満足度や体調管理の面で欠かせない要素です。そのため、注文住宅を建てる際は、お風呂の設備にもこだわりたいものです。しかし、価格や見た目だけで安易にお風呂を選ぶと、後悔につながるかもしれません。そこで今回は、注文住宅のお風呂の後悔しない選び方にスポットを当てて、詳しく解説します。

注文住宅のお風呂の種類

注文住宅におけるお風呂の種類として、現在主流となっているのは「ユニットバス(システムバス)」です。ユニットバスとは、床・壁・天井・浴槽などの各パーツが工場であらかじめ一体化された形で製造され、それらを現場で組み立てて設置するタイプのお風呂を指します。

この方式は、施工の手間が少なく効率的なため、コストパフォーマンスに優れている点が大きな魅力です。さらに、ユニットバスは断熱性や防水性にも優れており、快適で安全な入浴空間を実現できます。

従来の在来工法による浴室に比べて、水漏れやカビのリスクも軽減されるため、メンテナンス面でも高評価を得ています。これらの理由から、注文住宅ではユニットバスが広く採用される傾向にあり、家づくりにおける定番の選択肢となっています。

注文住宅のお風呂の費用相場

注文住宅を建てる際、お風呂の広さや費用についても慎重に検討する必要があります。一般的に採用される浴室の広さは「1坪」「1.25坪」「1.5坪」の3種類で、それぞれ「1616サイズ」「1620サイズ」「1624サイズ」などと呼ばれます

1坪(1616サイズ)は幅・奥行きともに約1600ミリメートルで、標準的な広さとして多くの戸建て住宅に採用されており、一人でゆったり入浴するには十分な広さです。

1.25坪(1620サイズ)は奥行きが広くなるため、洗い場のスペースに余裕があり、小さな子どもとの入浴や高齢者の介護にも適しています。1.5坪(1624サイズ)はさらに広く、家族で同時に入浴したい場合や、介護が必要な家庭で便利です。

しかし、掃除の手間や冬場の寒さがデメリットになることもあります。費用面では、1坪サイズで約70万〜120万円、1.25坪で約80万〜150万円、1.5坪では100万〜180万円が相場です。

なお、グレードによっては200万円を超えることもあります。全体の住宅設備とのバランスを考えながら、適切なサイズと予算を決めることが大切です。

注文住宅のお風呂の後悔しない選び方

注文住宅でお風呂を選ぶ際に後悔や失敗を避けるためには「サイズ」「間取り・設備」「デザイン」の3つの観点から、総合的に検討することが重要です。

サイズ

まずサイズ面では、家族構成やライフスタイルに合った浴槽・洗い場の広さを選ぶことが基本です。例えば、小さな子どもと一緒に入浴する家庭や、介護を必要とする高齢者がいる家庭では、洗い場にゆとりのある1.25坪(1620サイズ)や1.5坪(1624サイズ)がおすすめです。

一方で、子どもが成長して一人で入浴するような家庭では、1坪(1616サイズ)で十分なケースもあります。また、都心の狭小住宅では、浴室を広くしすぎると居住スペースを圧迫するため、0.75坪(1216サイズ)を検討するのも一案です。このように家族の状況と他の間取りとのバランスを見ながら適切なサイズを選びましょう。

間取り

次に間取りや設備面については、まず日当たりや風通しを考慮することが大切です。カビ防止や洗濯物の乾燥を効率的に行うには、可能な限り窓を設けて自然光と風を取り入れる工夫をしましょう。また、浴室オプションの選び方も重要です。

棚や鏡、カウンターなどの設備は必要最低限に抑え、予算を圧迫しないように選定することがポイントです。さらに、冬の寒さ対策やヒートショック予防には浴室暖房が、カビや洗濯物対策には浴室乾燥機が役立ちます。

扉のタイプも「折れ戸」「開き戸」「引き戸」などの中から、介護のしやすさやスペースの制約に合わせて選びましょう。加えて、浴槽のデザインや材質は、出入りのしやすさやメンテナンス性、保温性などに直結するため、家族の入浴スタイルに合ったものを選ぶと快適性が高まります。

老後や育児を見据えて手すりを設置しておくのも、安全性向上に有効です。窓を設ける場合は、防犯性にも配慮し、周囲の視線や侵入経路になり得る位置を避けるなどの工夫も欠かせません。

デザイン面

最後にデザイン面ですが、まずは雑誌やモデルハウス、メーカーのカタログなどを活用して、お風呂の全体的なデザインの方向性を固めましょう。「高級感のある」「ナチュラルな」「シンプルで機能的」など、イメージをある程度決めておくことで、細かなパーツ選びもスムーズになります。

カラー選びも大切で、全体のテーマと調和させつつ、汚れが目立ちにくい色味を選べば掃除の手間も軽減されます

また、照明は浴室の雰囲気を左右する要素です。電球色でリラックス感を演出するか、白色で明るく清潔感を出すかなど、用途に応じた選択が求められます。たとえば、スタイリッシュなダウンライトを選べば、デザイン性も高まるでしょう。

まとめ

注文住宅で理想的なお風呂を実現するには、価格や見た目だけでなく、サイズ・間取り・デザインの3つの観点からバランスよく選ぶことが大切です。家族構成やライフスタイルに応じた広さを選び、間取りや設備では使い勝手や安全性、防犯性にも配慮しましょう。デザイン面では、自分たちの好みに合ったイメージやカラー、照明を選ぶことで、毎日のバスタイムがより豊かで快適になります。長く暮らす家だからこそ、お風呂選びにはじっくりと時間をかけたいものです。

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